Preview

Prime logo Prime members: New to Audible?
Get 2 free audiobooks during trial.
Pick 1 audiobook a month from our unmatched collection.
Listen all you want to thousands of included audiobooks, Originals, and podcasts.
Access exclusive sales and deals.
Premium Plus auto-renews for $14.95/mo after 30 days. Cancel anytime.

講談 現代怪異譚 六

By: 旭堂 南湖
Narrated by: 旭堂南湖
Try for $0.00

$14.95/month after 30 days. Cancel anytime.

Buy for $9.27

Buy for $9.27

Pay using card ending in
By confirming your purchase, you agree to Audible's Conditions of Use and Amazon's Privacy Notice. Taxes where applicable.

Publisher's summary

「コーヒー」年配の女性から聞いたお話です。
長年連れ添った旦那さんがいまして、もうすぐ金婚式を迎えようという、
結婚してから、ほとんど喧嘩もしない、仲の良いご夫婦。
二人ともコーヒーが好きで、毎日コーヒーを淹れて飲んでいる。
いつもコーヒーメーカーで作っていた。機械に水を入れ、紙のフィルターに挽いた豆を入れる。
スイッチを入れると、しばらくしていい香りが漂ってきて、コーヒーが出来上がる。
二人共、昼下がり、お菓子を食べながら、コーヒーを飲みながら、お喋りするのが好きだった。
旦那さんは苦味の強いマンデリンが好きで、奥さんは酸味のあるモカマタリが好きだった。
ある日のこと。

「エイリアン」五十代の女性で、ミホさん。子供の頃、テレビで映画をやっていまして、これが「エイリアン」。
ご存じの方も多いでしょう。リドリー・スコット監督、シガニー、ウィーバー主演。
エイリアンのデザインは、H・R・ギーガーという。映画史に残る傑作です。私も大好きな映画です。
宇宙船の中で、乗組員の胸から、エイリアンが飛び出すシーンは、子供のミホさんに強い印象を残した。
トラウマといいましょうかねえ。寝るときも、ひょっとすると自分の中にエイリアンがいて、
いつか体を食い破って出てくるんじゃないか、そんな思いがありました。

「火星」男性のお話。
子供の頃、家の前には自然いっぱい、果物畑が広がっていた。
自然が多いから、様々な鳥が飛んでくる。ヒヨドリ、ムクドリ、シジュウカラ、ウグイス、キジバト、アカゲラ、キジ。親に双眼鏡を買ってもらい、野鳥観察するのが好きだった。
ある初夏の夜のこと。二階の一室で、布団で寝ていたこの男性。クーラーのない部屋。
大きな窓が二か所あり、両方の窓を開けて、網戸にしていると、風がスーッと通り抜けて気持ちいい。
寝ながら窓の外を見ると、満月が見えた。そうだ。あの双眼鏡で、一度、月を眺めてみようと考えた。すると・・・

他6話

©2022 PanRolling
activate_Holiday_promo_in_buybox_DT_T2

What listeners say about 講談 現代怪異譚 六

Average customer ratings

Reviews - Please select the tabs below to change the source of reviews.